2007年06月20日

起業への軌跡 「イービストレード時代 その1」

イービスでの経験は筆舌に尽くしがたいほど、沢山のものを得ました。

経営者としてやっている今。

その人材排出のDNAの素晴らしさを知っているが故に我が社も、社内に留まろうが去ろうが、優秀な人材の輩出という視点に重きを置いています。

イービストレードのすばらしかった点は、駒谷さんが音頭取りでその女房役が久保さんという役割分担だったのですが、その創業メンバーの秀逸さだけでなく、集まってきた他の日商岩井の先輩たちの優秀さでした。

イービスの当時のビジネスモデルはインキュベーションだったこともあり、日商岩井本体ではやりにくい新規事業を育成するのが主目的でした。

 当時、インキュベーションしていたのは、紙事業・半導体事業・エネルギー事業・環境事業。

 

社内調整して、何か新しいことをやろう!という人たちだけあって、同じ日商岩井の社員でもありインキュベーションする側であっても気概もあり優秀な商社マンばかりでした。

当時の僕は

・商売のキモはマーケティングだ

と思っていたこともあり、リサーチ、プロモーション立案、データ分析と言ったマーケティング全般をとにかくひたすらやっていました。

とにかく、様々なデータを集めてひたすら分析して、自分なりの仮説を立てて、次の戦略に役立て、、、、とその一連のオペレーションを繰り返してくると、不思議と、感覚で、

・(これはいける、これは駄目)

というものが見えてくるんです。

問題を分析して遡ってくると、ビジネスモデルや市場性そのものの問題や業界習慣といった、本質的な問題にたどり着くこともしばしばでした。

が、若かった当時の僕が紙パ・石油・鉄・半導体と言った業界を横断的に見ることが出来たのは、楽しくて楽しくてしょうがありませんでした。

業界が違うと構図も違うし、業界によっては人も違う。

付き合い方も違うしアプローチの仕方も違う。

通常商社にいれば、背番号制といって、鉄なら鉄鋼畑、機械なら機械畑をずっと歩むのですが、ここまで横断的に様々な業界を経験できる機会はとてもじゃないが、なかったと思います。

大阪の中小から零細企業の印刷会社に飛び込み営業に行ったこともありましたし、京浜地区の鉄スクラップ会社への飛び込み営業も敢行しました。

楽しかったなぁ~~~。

デスクの上で考えていることと、1日にひたすら飛び込み営業して得られる情報は全く違う。

飛び込みで学んだのは、現場を決して無視してはいけない、ということでした。

机上での戦略も大事ですが、戦術レベルは現場です。

現場も知らなければ、戦術を意識した戦略も立案できません。

仕事は現場で起こっているんですよね(笑)。

この飛び込みでしたが、プロジェクトして、つまりデューティーとしてやったこともありましたが、自ら立案して主体的にもやりました。

現場を知りたかったのと一つでもサービスをわかってもらって売りたかったからです。

 

話はずれますが、一方、弊社のスタッフは飛び込みの経験が皆無です。

全て、僕が築いた顧客基盤の上で営業をしています。

 

よって、誤解を恐れずに言えば、僕から見れば幼稚園児です。

 

僕が担当していたお客さんから見れば、物足りないと思います。

 

また、人材育成が滞ってしまっているのは一重に小職の責任であると認識しております。 

お詫びを申し上げると共に担当換え及び、僕の担当復帰も含め社内で調整しております。

創業来より、また継続定期にお取引頂いております、お取引様には、そのご厚情に改めて御礼申し上げると共に、より一層の価値提供に注力して参る所存でございます。

今後とも変わらぬご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

2007年06月20日 04:39