2008年01月09日
エッセイ 「結果VS過程」
久々にエッセイです。
勿論、この二つは対峙させるものではありません。相関性の高いものです。
ですが、僕は過程の中にこそ結果があるのではないかと思っています。
もっと言うと、
『結果とは後からついてくるもの。過程とは楽しむこと。』
と思っています。
例えば、営業で言えば、結果とは『数字』です。
過程とは日々の業務です。
柔術で言えば、結果とは大会での成績であり、過程は日々の練習ということになります。
ゴルフも同じく、結果とはコンペ結果であり、過程は同じく日々の練習です。
ですが、一般的に、営業でもスポーツでも『結果』に重心を置いている人が多いと思います。
よって『結果』を中心に据え置いて『過程』である日々の業務や練習に励んでいる人が多いと思います。
それはそれで重要だとは思うのですが、僕はむしろ、その『過程』と言ったものを中心に据え置き、結果は後からついてくるもの、と考える方がより本質的だと思っています。
もう少し具体的な例を挙げれば、僕が通っているAXIS柔術アカデミーの渡辺先生が言っていた言葉に、
「大会に出るために練習するのではありません。良い練習をするために大会に出るべきです。」
と言っていた言葉に集約されています。
僕なりに勝手に意訳させてもらうと、大会に出て優勝するために柔術をやっているのではなく、柔術そのものがやりたいから柔術をやっているわけで、そうなると柔術をするということは日々の練習がベースになることだから、練習を楽しんで継続することが第一義で、優勝することが第一義ではない。
よって、大会に出る目的は勝ち負けを通して、自分の足りないところを知り、それを日々の良い練習をすることに生かすために大会に出る。そうすることで、日々の練習がより良いものになり、それが強くなることにつながり、継続もできる。結果として優勝等の結果に繋がる。
そういうことだと思います。
よって、その練習をより楽しく、良い濃く、より長く継続することが大事なことであり、それがあって始めて結果がついてくるのだと思います。
逆に大会成績に重きを置いている人は、負ければふてくされたり、練習を軽んじたりして、場合によってはもう辞めてしまう人も居るかもしれませんし、結果に重きを置くことで日々の練習が実は本質的ではなくなってしまうと思います。
営業も同じで、日々の良い業務をするために、お客さんに提案を行うべきで、提案を行って足りないものを感じ取る事で、日々の業務もより良いものになり、足りなかったものを習得し、視野も広がり、成長を実感しより楽しいものになるのだと思います。
考えてみれば、受験勉強も合格することよりも勉強・学びそのものを楽しむことが学力向上につながり結果として志望校の合格に繋がると思います。
営業であれば、営業活動そのものを楽しむことが、コミュニケーション能力だったり、専門知識だったり提案力の向上と言ったものにつながり、受注に繋がるのだと思います。
ゴルフも玉を自分のイメージどおりにコントロールして飛ばすという基本を楽しむことが結果としての良いコンペ結果に繋がるのだと思います。
そういえば、以前、柔術世界選手権で茶帯の優勝したジョンパウロは以前、僕にこんなことを言っていました。
「柔術は教えるのも自分がやるのも楽しいです。だから、休みが無くて毎日でも良いくらいです。」
彼は日々の練習やインストラクターの仕事を心底、楽しんでいるから結果として結果がついているのだと思います。
逆説的かもしれませんが、結果を出すには、その下積みといいますか、日々の努力が必要です。
もっと言うと柔術にしても、柔術に興味を持ったから始めたわけで柔術そのものを楽しむことが本質であり、営業職を選んだからには営業職に興味があるから選んだわけで、そうなると営業そのものを楽しむことが大事だと思います。
優勝とか営業成績は後からついてくるものです。
そして、楽しんでいれば、
『必ず』
結果はついてくると思います。
勿論、レベルの差はあるので負けることもあると思いますが、それこそ、自分がやろうとした、選んだ道を更に高いレベルで楽しむ為の糧に他なりません。
また、楽しさがわかるまで、一定の忍耐が絶対に必要です。
ゴルフだったら、最初は全然、玉が当たらず、楽しさがわからないかもしれませんが、それでも玉だけにたまに当る楽しい感覚というか楽しいカケラがあるはずです。
柔術でも僕はまだ全然、素人で白帯ですが、スパーリングで上の帯の人とやってボコボコにやられることがしょっちゅうですが、それでも楽しいと思えるカケラがあります。
営業も駆け出しの頃は社会も何も知らず、業界のことも知らず、コミュニケーション力も稚拙ですが、それでも商談を通して営業は楽しいと思えるカケラがあると思います。
そのカケラを頼りに、フィジカルトレーニングだったりイメージトレーニングだったり、ビジネスだったら新聞を必ず読む、業界知識を勉強するといった個人で地道に行う自主練が絶対に必要です。
(実際、これをやらずに腐る人が多いと思います。)
そして、さらに上流に遡ると、この世に自分が生を受けた以上、自分の人生そのものをどう楽しみたいかを考えることが、まずありきかも知れませんね。
久々のエッセーでした。
2008年01月09日 00:00

