2008年08月19日
日記 「ラスベガス滞在 5日目」
いよいよ今回の旅行の第一目的であったWECの試合当日。
ディファ有明よりも狭い会場は熱気に包まれ、アメリカらしい大声援で盛り上がりを見せる。
写真その1:会場風景
写真その2:会場風景その2
大沢選手は第一試合。
日本では修斗世界トップランカーである彼がWECではなんと第一試合。
日本だったら後半3試合のどれかになるだけに、それだけWECのレベルは高いということか。
写真その3:スクリーンで紹介される大沢選手
煽り映像と共にスクリーンに映し出される。
自分が出場するわけではないのに、やたら緊張する。。。
写真その4:スクリーンに映し出される大沢選手
後ろのセコンド陣に何気に門脇選手と山田トレーナーが写っています。
いよいよ試合開始。
1R。
途中、フロントチョークを決めに行くも相手選手に脱出される。
打撃、グランドともに負けていない。
試合を動かしたのと決定機を作ったのは大沢。
このラウンドは間違いなく大沢選手。
2R。
先ほどのフロントチョークを決めにいったせいで、バテたか。
打撃戦ではお互い制空権を奪えないものの、相手選手のテイクダインが光る。
大沢選手、全て受けてこらえる。
しかし、このラウンドで門脇選手の説く技である、’門脇スペシャル’(腹固めとチョークのコンビネーション)の型が合計、2回入るものの決めきれず。
決定機は作るものの、試合を動かしたのは相手選手。
3R。
大沢選手、やはりバテてきたか。
テイクダウンを取られてはスタンドに戻すのが繰り返されるが、試合を制される。
しかし、メンタル面が強い大沢選手。
決定打を受けずに判定に持ち込む。
1Rは間違いなく大沢。
2R、3Rは相手選手だろう。
試合全体を制したのは相手選手だったが、決定機を何度も作ったのは大沢選手だったと思う。
判定は3-0で会い選手に軍杯があがる。
写真その5:スクリーンに映し出される判定シーン
残念さとこれに向けて頑張ってきた大沢選手に気持ちを思うと、胸が苦しくなる。
が、これだけの大舞台で強いいい選手とやれたのだから、とても良い経験になったと思うし、是非、この敗戦を次につなげて欲しい。
彼の試合が終わり、着替えて他の試合を見に来た大沢選手。
「いや~、すいません。」
と謝る彼。
この場合、いつもどおりに普通に振舞うのが選手にとっては一番、プレッシャーがないことを経験的に知っている。
なので、
「お疲れ!!」
とだけ笑顔で一言、掛ける。
変な気を遣って余計なことをいうべきではないし、誰よりも悔しいのは彼本人だろう。
彼の背中からは十分に悔しさがにじみ出ている。
気分を新たに、他の試合も視察。
最後はウェルター級タイトルマッチでチャンピョン相手に戴冠を目指す三浦選手の試合。
盛り上がりは最高潮を見せる。
写真その6:おまけ画像。PRIDEでも活躍していたソクジュ選手がセコンドに。ドレッドヘアが彼。
写真その7:日本人らしく武士に扮したセコンドを引き連れて入場する三浦選手
このメインの試合。
メインにふさわしく、チャンピョンと三浦選手の攻守が激しく入れ替わる。
三浦ピンチかと思いきや、三浦の反撃。
あわや、TKOか!と思いきや、相手選手の反撃に合う。
チャンピョンも三浦も強い強い。
特に三浦選手。
日本では全くの無名選手。
日本にこんな強い選手が居たのかと思うほど、びっくりした。
試合は残念ながら4Rで三浦選手のTKO負け。
ブレーンやセコンド陣は全く別だった我々も、途中、いけると思って、大声援を送る。
山田トレーナーも声を張り上げて観客席からアドバイスを送る。
とてもいい試合だった。
初めてのWECの全試合を生で見て、思ったこと。
とにかく、こんなに強い選手がこんなにごろごろ居るのか、ということ。
どの試合もみんな強い。
そして、駆け引きなしにぶつかり合う。
強さの自信の表れなんだろう。
そして、チャンピョンはチャンピョンの名にふさわしく、頭ひとつ、二つ、飛びぬけて強かった。
日本の興行とは強さ、レベルが格段に違う。
勿論、日本でもトップランカーの選手は十分にWECでも通用すると思う。
が、日本ではメインの3つの試合がここでは、前座試合な感じ。
そして、日本人の技術はアメリカでも通用するし、逆に技術だけ見ればアメリカより進んでいるかもしれない。
ただ、決定的に違うのはフィジカルの差。
日本人選手にとっての課題だろう。
DREAMも期待しているが、王者のヨアキム・ハンセンがこのアメリカの地ではどこまで通用するか。
勿論、ちゃんとした試合にはなると思うが、WECのチャンピョンの方が頭、ひとつ二つ、抜きん出て強いだろう。
それと、プロ意識。
ベガスという土壌柄、ショービジネスとしてのプロフェッショナルリズムを感じる。
格闘技にショービジネスに批判的な声も聞くことはあるが、どの選手も駆け引きなしに、全部を出し切るつもりでガンガン、ぶつかり合う。
様子見の戦いはほとんどしない。
勿論、そういった試合をする選手しか声が掛からないとは思うが、プロ意識、そして、強さとショービジネスとしての興行の完成度の高さを実感。
日本の場合、修斗は競技としての道を歩んでいるので、選手輩出しての大きな役割を担っているし、それはそれで必用だと思うが、ひとつ上のビックプロモーションはもっとプロ意識をもってやらないと長くは続かないかもしれない。
話題性だけのマッチメイクだけでは、ちょっと薄っぺらいし、薄っぺらい視聴者しか集まらないかもしれない。
試合後は、関係者全員でホテル:マンダレイベイにてバフェでお食事。
バフェこといわゆるビュッフェなのだが、これまた美味。
散々食べた後、翌時の朝のフライトに備えて、早めにホテルに戻る。
ホテルに戻り、パッキングを済ませ、最後となったベガスの夜を一人ベットで過ごす。
2008年08月19日 23:50
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