2009年06月19日
オススメ本&DVD 「リボルバー」
最近、BS有料放送のWOWOWを絶賛している小職ですが、WOWOWで出会った良い映画です。
その名も『リボルバー』。
確かイギリス映画だったと思うが、ここ最近、見た映画の中でも特に秀逸。
オスカーを取ったスラムドッグもよかったが、僕的にはそれ以上の完成度だと思っている。
とにかく含蓄の多い内容で、しょっぱなと途中でもちょいちょい格言のテロップが入る。
例えば、
「最大の敵は思いがけぬ場所に隠れている J・シーザー」
「上達する唯一の方法は強敵との勝負 「チェスの基本」」
「投資した金を守れ 「銀行家の心得」」
等等。
そして、これらの格言がストーリーの骨組になっている。
ストーリーの概要は他のレビューサイトに譲るとして、なにより構成がすばらしい。
詐欺師の天才とチェスの天才。
それになぜか邂逅する名うてのギャンブラーである主人公にカウンターとなるマフィアでカジノオーナーのマカ。
それにマカの部下でゴルゴ13ばりの殺し屋ソーター。
映画の屋台骨としては、天才二人とギャンブラーが核融合する数奇な展開。
見ている方も一回ではなかなか100%理解できないほどの奥の深さ。
ネタバレになるので詳細は割愛するが、Mr.ゴールド氏という絶対に姿を現さない恐れられているマフィアがいるのだが、その存在が登場人物の中心となってストーリーが展開されている。
物語の詳細は是非、見てみてください。
(ただ、結構、男臭いので女性はちょっと微妙かも。。。)
あと、一人ひとりのキャラクター設定なんかも良い。
例えばマカの殺し屋ソーターなんかもとても冷徹でマシンのようにターゲットを殺すのですが、その対極にあるくらい人間臭いシーンもどんでん返しがあったり。
BGMもシーンにマッチしたオーケストラが流れたり。
映像も本当に少ないシーンだけどアニメというかコミックチックな映像を一部に使ったり。
リアルの自分と心の中で葛藤している自分の映像がシンクロナイズしたり。
しょっぱな主人公のグリーンを守るボディーガードたちは濃紺か黒のスーツだが、シャツは色で統一されていたりと細かい計算もされている。
ソーターがバンバン殺すシーンもあるのですが、時間軸が途中途中、飛んで早送りされたりと映像のつくりも本当に計算されている。
久々にしびれて、何度も見てしまいました。
確実に大衆受けは難しい映画ですが、あらゆる技術とセンスの結晶である映画であることは間違いないです。
WOWOWの映画編成をやっている担当者。
この映画を持ってきたか!と思うくらい、かなりイケていると思います。
お時間あったら皆さんも是非。
2009年06月19日 00:10
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